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環境共生住宅についての考え方

●環境共生住宅とは

地球環境を保全するという観点から、エネルギー・資源・廃棄物などの面で充分な配慮がなされ、また周辺の自然環境と親密に美しく調和し、住み手が主体的 に係りながら、健康で快適に生活できるよう工夫された住宅、およびその地域環境」と定義されています。


具体的には、下図に示すように「地球環境の保全(ロー・インパクト)」「周辺環境との親和性(ハイ・コンタクト)」「居住環境の健康・快適性(ヘルス&ア メニティ)」の三つの目的に応じた取り組みがバランスよくなされた住宅を目指しています。



●環境共生住宅が目指す三つの目標

環境共生住宅



├1地球環境の保全(ロー・インパクト)
││
│├エネルギーの消費削減と有効利用を図ります
│├自然・未利用エネルギーを有効に利用します
│├資源を有効に利用します
│└廃棄物を削減します

├2周辺環境との親和性(ハイ・コンタクト)
││
│├生物的豊かさと循環性に配慮します
│├建物内外の連関性に配慮
│├地域社会・文化との調和
│└住み手の共生的活動を支援

└3居住環境の健康・快適性(ヘルス&ア メニティ)
 │
 ├自然の恩恵を享受できるように配慮します
 ├安全かつ健康で快適な室内環境を実現します
 ├美しく調和したデザインとします
 └豊かな集住性が生まれ育つように配慮します

●環境共生住宅認定制度の概要


環境共生住宅の研究の成果として、「環境共生住宅認定基準」がつくられ、1998年にIBECが認定制度を発足させました。これは、基準に基づいて優れた 住宅を認定することにより、環境共生住宅の普及を図ると同時に環境への配慮の重要性を広く啓発することを目的としています。

■必須要件の概要

必須要件
省エネルギー
内容 日本住宅性能表示基準省エネルギー対策等級3に適合していること
必須要件
耐久性
内容 日本住宅性能表示基準劣化対策等級3に適合していること
必須要件
維持管理
内容 日本住宅性能表示基準維持管理対策等級2に適合していること
必須要件
節水
内容 節水型便器(大8リットル、小6リットル以下)を使用していること
必須要件
立地環境への配慮
内容 雨水の浸透か雨水利用の実施、植栽地15%(団地は緑地20%)以上、郷土種樹木を1本以上、まちなみ景観への配慮をすること
必須要件
バリアフリー
内容 住宅金融公庫の「バリアフリー構造に係わる基準」を満たすこと
必須要件
室内空気質
内容 内装仕上材、接着剤、塗料、防腐防蟻剤等について、独自に定めた基準を満たすこと

■提案類型の概要


提案類型には下表示すように大きく4類型があり、その下に例示されたような、より高度でユニークな性能、機能、構工法、システムなどの提案が求められま す。各類型には6つの例示がありますが、これ以外の独創的な提案でもOKです(その他に該当)。提案はいくつあってもかまいませんが、2つ以上の類型に提 案されていることが条件です。
提案類型
省エネルギー型

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提案
内容例
1)より高度な熱損失の低減
2)より高度な日射の制御
3)太陽エネルギーのパッシブ利用
4)太陽エネルギーのアクティブ利用
5)未利用エネルギーの積極的活用
6)高効率設備機器の採用
7)その他
提案類型
資源の高度有効活用
提案
内容例
1)より高度な耐久性
2)変化対応型構工法の採用
3)ロー・エミッション化
4)リサイクル建材の積極的利用
5)水資源の高度有効利用
6)生活廃棄物分別収集の建築的支援
7)その他
提案類型
地域適合・環境親和







提案
内容例
1)地域の生態環境と高度な親和
2)地域の水環境への十分な配慮
3)地域の緑化への積極的な配慮
4)豊かな内外への中間領域の創出
5)より高度で総合的なまちなみ・景観への配慮
6)地域文化・地域産業の反映
7)その他
提案類型
健康快適・安全安心








提案
内容例
1)内外の適切なバリアフリー化の徹底
2)適切で十分な通風・換気性能の確保
3)人の健康・環境に配慮した建材の使用の徹底
4)高度な遮音・防音性能の実現
5)住宅の性能保証や維持管理に関するアフターサービスの充実
6)住宅の性能、構工法、材料、設備機器等に関する情報サービスの提供
7)その他

必須要件:全ての認定住宅が満たす性能

必須要件は「環境共生住宅認定」を取得した住宅は全て満たしている性能です。以下個々の性能について紹介します。
目的 項目 性能及び基準

省エネルギー

省エネルギー性能
日本住宅性能表示基準 省エネルギー対策等級3 に適合

省資源・廃棄物の削減

耐久性能
日本住宅性能表示基準 劣化対策等級3 に適合
維持管理性能
日本住宅性能表示基準 維持管理対策等級2 に適合
節水
節水型便器(大8リットル、小6リットル以下)の採用

地域適合・環境親和

雨水の地下浸透あるいは雨水利用
雨水の地下浸透あるいは雨水利用の実施
植栽地の確保
戸建て住宅の場合は、15%の植栽地を確保。
団地の場合は、20%の緑地を確保
郷土種
戸建て住宅の場合は、郷土種を一本以上植える。
団地の場合は、郷土種を主体として緑地とする。
まちなみ景観への配慮
まちなみ景観の向上に資する工夫を、建物及び建物以外の外構で実施。

健康快適・安全安心

バリアフリー
公庫住宅等政策融資技術基準 バリアフリー構造に係る基準 に適合
室内空気質
居室の内装仕上げに用いる建材・施工材料は、F☆☆☆☆で、トルエン、キシレンは不使用

省エネルギー

環境共生住宅認定を取得するためには、日本住宅性能表示基準 省エネルギー対策等級3 に適合しなければなりません。
そのため浅貝工務店では以下のような仕様にしています。

断熱構造とする部分


住宅の断熱イメージ
家をぐるっと断熱材で囲むイメージを想像してください。
通常の公庫の仕様と同じですが、玄関ドアなどにも断熱仕様が要求されます。
断熱材の厚みもかなり分厚いです。

小屋裏換気


小屋裏に溜まった熱気を通気工法で上ってきた壁の熱気とともに換気孔から排出します。

床下


べた基礎にする
布基礎+押さえコンクリートではダメです。打ち次ぎ部分の隙間から入ってきます。コンクリートは含水性のある材なので、防湿シートは施工しておくこと。基礎の下なので、防蟻効果のあるシートを使うのも良いかもしれません。
防蟻材入り防湿フィルム
ターミダンシート
協栄産業
基礎高を高くする
シロアリは地中に巣を作るので、当然地面からの距離が大きいほど良い。また、点検などの作業もしやすいので便利です。
通風を良くする


土台と基礎の間をパッキンで隙間を開け、全周通気とする。シックハウス対策としては、ステンレス製のものが良いと思います。
ステンレス製ネコ土台
ダイカラット
国元商会
開口部の断熱
基準では通常のアルミサッシで十分なのですが、健康とエコロジーを考慮した場合、結露のしにくいペアガラスサッシの方が良いと思います。断熱サッシと普通サッシの結露比較

開口部の日射遮蔽

付属部材で遮蔽
レースカーテン<内付けブラインド<紙障子<外付けブラインドの順に効果があります。
オーニングやサンシェードは外付けブラインドに含まれます。

オーニング
省エネルギーのオーニング

サンシェード
省エネルギーのサンシェード
ひさしや軒で遮蔽
省エネルギー庇
ガラスで遮蔽
開口部はデザインにも大きく関わってくるので、Low-Eガラスなどでの遮蔽もできます。
紫外線カットのガラス

エコ住宅の省資源・廃棄物の削減


エコロジー住宅の省資源についての概要




省エネルギー


環境共生住宅認定を取得するためには、日本住宅性能表示基準 省エネルギー対策等級3 に適合しなければなりません。

そのため浅貝工務店のエコ住宅では基本的に以下のような仕様にしています。



  • 土台:ヒノキ120角以上

  • 通し柱:ヒノキ120角以上

  • 管柱:杉120角以上

  • 間柱:杉

  • 筋交:ヒノキ

  • 外壁通気工法

  • 浴室:JIS A 4416に規定するユニットバス

  • 基礎:ベタ基礎

  • 基礎高:450mm

  • 床下換気:ネコ土台

  • 小屋裏の換気基準は軒裏吸気、排気塔排気


維持管理


環境共生住宅認定を取得するためには、日本住宅性能表示基準 維持管理性能等級2 に適合しなければなりません。

そのため浅貝工務店のエコ住宅では基本的に以下のような仕様にしています。



  • 基礎高を高くし、床下の点検口を設置

  • 配管はベタ基礎の上部を転ばせて点検を容易にする


節水型便器


環境共生住宅認定を取得するためには、節水型便器を使用しなければなりません。

そのため浅貝工務店のエコ住宅では基本的に以下のような仕様にしています。



  • 腰掛大便器 レスティカ

  • 洗浄水量は大8L、小6L

  • 節水型便器

地域適合・環境親和


エコロジー住宅の地域適合の概要



雨水利用

雨水の地下浸透あるいは雨水利用環境共生住宅認定を取得するためには、雨水の地下浸透あるいは雨水利用の提案をしなければなりません。
そのため浅貝工務店のエコ住宅では基本的に雨水をタンクに貯蔵し使用することにしています。
雨水コレクター1雨水コレクター2
雨水コレクター
レインワールド


植栽地の確保


環境共生住宅認定を取得するためには、立地環境への配慮として植栽地の確保が規定されています。
植栽地を敷地面積の15%以上確保すること。そのうち2/3は緑地とすること。と言う規定に則ったプランニングが必要です。


郷土種の植樹


環境共生住宅認定を取得するためには、戸建住宅の場合、敷地内に郷土種(その土地に馴染んだ種類)の樹木を1戸当り1本以上植えなければなりません。
神戸市で建築する場合にはアジサイなど良いかもしれません。
アジサイ
これも周辺の環境に合わせて選択する必要があります。


まちなみ景観への配慮


環境共生住宅認定を取得するためには、まちなみ景観への配慮を求められています
まちなみ景観の向上に資する工夫を、建物について1項目、建物以外の外構等について1項目以上行っていること。
且つ、周辺環境のまちなみ・景観上の特性を把握した上で、周辺環境に対する配慮を建築的・外構的に取り組んでいること。と規定されていますので、敷地に応じたプランニングやアイデアを求められています。

エコロジー住宅の健康快適・安全安心


エコ住宅の健康快適・安全安心



バリアフリー

環境共生住宅認定を取得するためには、公庫住宅等政策融資技術基準 バリアフリー構造に係る基準 に適合する必要があります。
ポイントを列挙すると住戸内の段差の解消、住戸内階段の勾配・構造、手摺の設置、廊下及び出入り口の幅員、寝室・便所及び浴室のサイズ、その他、暖房器具の設置等、高齢者や障害者に対する配慮を求められています。
間取りによって必要なものが変わってきますので、状況に応じたプランニングが必要ですね。



室内空気質

環境共生住宅認定を取得するためには、室内空気質に対する配慮が求められています。
居室の内装仕上げに用いる建材・施工材料は、F☆☆☆☆で、トルエン、キシレンは使用しない仕上げとします。


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