トイレのユニバーサルデザイン
トイレづくりの一般的なポイント
1.寝室横なら深夜でも安心
高齢者の寝室にできるだけ近いところに配置します。近くに配置できない場合でも、寝室と同じ階になる間取りにします。
2.立ち座りをラクに。
高齢者が使う場合は便器の立ち座りを支えるために、肘おきなどがついた便器を設置します。さらに着脱衣や立ち座りのサポートに手すりが必要な場合を考えて、後から取り付けできるよう壁の補強をしておきます。
アームレスト付便器
かがみにくい人に昇降便座
3.通報設備を設置し、万一のときに家族に連絡
倒れた姿勢でも手が届く場所に通報スイッチを設置。設置しない場合も、配管・配線だけはしておきましょう。
引き紐、スイッチどちらでも連絡できる
4.コンセントを忘れずに。
暖房便座や暖房器具用に、専用回路でアース付コンセントを設置します。
5.様式の便器に。
座るのも立ちあがるのも楽な様式便器がベスト。また、洗浄操作のラクなものがいいでしょう。
6.床は滑りにくく汚れにくい仕上に。
水にぬれても滑りにくい材質を選びます。汚れにくく、汚れても掃除しやすいことも大事です。
アース付コンセント
洗剤やアンモニアに強く、溝がない床板
7.照明は明るく、深夜にまぶしくないものを。
センサー付照明
ボタンやファー砂ーがよく見えるように明るい照明(50~100lx)を。逆に深夜はまぶしくない工夫が求められます。
8.スイッチは操作しやすいものを。
ワイドスイッチ
照明や、換気扇のスイッチは手のひらでも押せる大型で、夜に光るほたる機能付を。センサー式のスイッチなら消し忘れも防ぎます。
9.開けやすく広い出入り口に。
十分な開口幅を取り、中で倒れても開けられるよう、引戸か開き戸に。
取っ手は棒状のものやレバーハンドルにし、万一のために外から開けられる鍵にしましょう。
10.段差のない出入り口に。
トイレの床、出入り口、廊下等の間の段差をなくします。出入り口が引戸の場合はレールが床から突出しないようにします。
11.水栓は操作しやすいタイプに。
手洗い器は使いやすい位置に設置します。水栓はひねるタイプよりレバー式やプッシュ式に。また、センサー付の自動水栓なら水の止め忘れがなくなります。
自動水栓
12.暖房器具を設置
寒い季節は急激な温度変化を避けるため、暖房器具を設置します。
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トイレ設計ポイント
スペース

トイレに必要なスペースは、利用者の身体状態や、加齢による衰えによって異なります。
新築時に余裕を持ってスペースを確保するのはもちろん、将来的なリニューアル対応への備えも考慮しておきます。
一般的に間口780ミリ×奥行き1400ミリは確保しましょう。
建設省「長寿社会対応住宅設計指針」では、介護スペースを確保するため、間口1350ミリ以上×奥行き1350ミリ以上を推奨しています。
将来の介護を考えると、間口を広くとっておいたほうがよいでしょう。
ただし、着脱衣のときに壁を支えにしたり、、万一倒れたときに壁をクッション代わりにできるなど、780ミリ程度の間口を選択する考え方もあります。
開口幅
出入り口の開口幅は万一車椅子などを使う場合も考えて、750ミリ以上を確保しましょう。(建設省長寿社会対応住宅設計指針)
手すり
手すりの設置位置は、利用者の身体状況などによって異なります。以下の寸法はあくまで目安です。
通報装置
倒れたときに手が届きやすい位置に設置します。
国土交通省長寿社会対応住宅設計指針